AIで課題を可視化、無茶楽(MUCHARaku)で成果に変える

AI時代における素材サイトの未来予想

素材をダウンロードする社長

長いこと、素材サイトには助けられてきた。
バナーを作るときも、プレゼン資料を仕上げるときも、まずはあの膨大なアーカイブに頼ってきた。

けれども、ここ最近は少しずつ変化している。
モック用のアタリ画像なら、気づけばAIに頼むようになってきたのだ。

あくまで個人的な主観、個人的な意見ではあるけれど──これからの素材提供は、こんな方向に進むんじゃなかろうかと予想している。

目次

汎用はAIへ、固有は人へ

まず、汎用的なイメージはAIが主役になる。

会議室やカフェ、背景素材、ビジネスシーンなど、説明的で“無難”な絵柄はAIに任せたほうが速く、安く、そして自由度も高い。

一方で、固有の価値を持つ素材は残る。

地域特有の祭り、実在の商品やサービスの写真、リアルな現場の空気感──こうしたものはAIが簡単に再現できない。ここに素材サイトや撮影者の存在意義が宿る。

信頼と保証がカギになる

AI時代の不安要素は「これは安心して使えるのか?」という点。

著作権、肖像権、商用利用の範囲──AI画像は便利である一方で、権利関係がグレーになりがちだ。だか

こそ、“安心して使える証明付きの素材” には新たな価値が生まれる。

素材サイトが今後生き残るとすれば、単なる画像の提供ではなく、権利面も含めた“保証”を売る方向にシフトしていくだろう。

サービスの進化方向

素材サービスは、次のような形に進化していくのではないだろうか。

  1. ハイブリッド型プラットフォーム
    実写素材とAI生成画像を同列に扱い、利用者が「AIか実写か」を選べる仕組み。Adobe Stockの取り組みはその先駆けだ。
  2. キュレーション型サービス
    「数百万枚から探す」のではなく、「厳選100枚」を提示する方向。AIが生成できる時代だからこそ、人間の目利きが活きる。
  3. 業界特化型素材提供
    医療現場、工場、地域文化など、ニッチかつ専門性の高い分野に絞った素材サービス。AIでは補えない“現場感”を売りにする。

まとめ

AIは確かに「素材探し」を変えてしまった。

けれども、それは素材提供の終わりではなく、新しい形への進化の始まりだと思う。

汎用はAI、固有は人。

そして「保証と信頼」に価値を見出すこと。

そんな方向に、これからの素材提供はシフトしていくのではなかろうか。

発芽ブログ的な4教科の切り口

最後に、このテーマを「発芽ブログ」の4教科で見直してみます。

これはひとつの種(テーマ)から4つの記事を生むためのヒントにしていただけたらと思います。

国語的視点
「素材」という言葉の意味や使われ方が、AI時代にどう広がり変化していくのかを読み解く。

算数的視点
コストやスピードを数字で比較し、AI生成と素材サイトの効率性をシンプルに整理する。

理科的視点
技術の進化を観察し、AI画像がどこまで可能で、どこに限界があるのかを冷静に検証する。

社会的視点
著作権や利用ルール、業界構造の変化を俯瞰し、「安心して使える素材とは何か」を考える。

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この記事を書いた人

1995年から25年以上、企業のWebサイト運営を支援してきました。
現在は「無茶楽(MUCHARaku)」を通じて、AIや最新のツールを活用し、より効率的で楽しいサイト改善をお手伝いしています。

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