AIで課題を可視化、無茶楽(MUCHARaku)で成果に変える

AIを“仮想社員”にする。全部やらせようとするから苦しくなる。

恰幅のいいスーツ姿の社長が、オフィスで小さな水中メガネのような顔をしたキャタピラ付きロボットと笑顔で握手している。背景には壁掛け時計、観葉植物、デスクが描かれている。

まずは「仮想社員」を一人雇う感覚で

AIを導入しようと考えたとき、「全部やらなければならない」と思うと気持ちが重くなってしまうことがあります。

私もそうでした。

ニュースではAIがなんでもできるかのように語られますが、実際に現場で活用しようとすると、どこから手をつけていいか分からず、途方に暮れてしまうのです。

でも、よく考えてみると、最初から全部やらせる必要はありません。

まずは「仮想社員」を一人雇う感覚で、役割を一つ決めてみる。それだけで十分なのです。

目次

小さな役割から始める

私は、まずAIに「メールの返信だけお願いする」というところから始めました。

次に、データをまとめて表を作ってもらいました。
その次は、プレゼン資料を作ってもらうようになりました。

このように、一つの役割に絞ると、指示も具体的になり、成果も見えやすくなります。

AIを相棒のように感じられるのは、こうして仕事を一緒に積み重ねるからだと気づきました。

圧倒的なコストパフォーマンス

さらに大きいのは、そのコストパフォーマンスです。
最低時給が1,000円を超えるこの時代、人に仕事を頼めば3,000円でお願いできるのはせいぜい3時間程度です。

しかし、AIはその3,000円で1ヶ月間、24時間ずっと働き続けてくれます。

一人の人に頼むには気が引けるような仕事も、遠慮なくAIに頼める。

そして、何度でもやり直してくれる。
この感覚は、一度体験すると手放せません。

まずは打席に立つ

AIに全部を任せようとするから、重くなる。

最初は「メールだけ」「表だけ」「資料だけ」──そのくらいでいいのです。

一人の仮想社員を雇うつもりで、特定の役割を与えてみる。

その一歩を踏み出せるかどうかが、これからの経営の分かれ道になると私は感じています。

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この記事を書いた人

1995年から25年以上、企業規模を問わず
Webサイト運営のお手伝いをしています。
※この顔写真は2016年当時のものです。

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