ホームページ制作は会社の棚卸しから|強みとビジョンを言葉にする方法

会社案内を作るとき。
採用ページを作るとき。
最初は「何を掲載するか」「どんなデザインにするか」という話から始まることが多いものです。
ところが、実際に制作を進めていくと、その前に答えなければならないことが次々と出てきます。
「私たちは何をしている会社なのか」
「何を大切にしているのか」
「お客様から、どんな会社だと思われたいのか」
そして、
「これから、どんな会社になりたいのか」
実はホームページや会社案内を作ることは、単なる情報発信ではありません。
会社自身が、自分たちの現在地と未来を見つめ直す機会でもあります。
当たり前すぎて、言葉にしていないこと
長く仕事をしていると、自社にとって当たり前になっていることが増えていきます。
なぜ、この仕事を始めたのか。
なぜ、このやり方を続けているのか。
お客様から何を評価されてきたのか。
他社との違いはどこにあるのか。
経営者の頭の中には答えがあっても、それを改めて言葉にする機会は意外とありません。
日々の仕事は目の前のお客様や案件を動かすことで精いっぱいです。
だからこそ、ホームページなどを作るタイミングで「あなたの会社は何を大切にしていますか」と聞かれると、意外とすぐには答えられなかったりします。
「何を書くか」より「何を残すか」
会社のことを全部ホームページに書く必要はありません。
むしろ大切なのは、削ることです。
たくさんある事業の中で、これから何を伸ばしていきたいのか。
これまで積み上げてきたものの中で、何を残したいのか。
反対に、これからは何を手放してもいいのか。
こうしたことを考えていくと、ホームページ制作が単なる制作作業ではなくなってきます。
会社の現在地を整理し、これから進みたい方向を確認する作業になっていきます。
内側が整理されると、外に向けた言葉が変わる
キャッチコピーだけを先に考えても、なかなか強い言葉は生まれません。
格好いい言葉を探すだけでは、どこかで聞いたような表現になりがちです。
でも、
「なぜこの仕事をしているのか」
「誰のために仕事をしているのか」
「これから何を目指しているのか」
そこまで掘り下げていくと、言葉が変わります。
外に向けて何を言うかを考える前に、まず内側を整理する。
内側が整理されるからこそ、外に響く言葉が生まれる。
これは企業の情報発信において、とても大切な順番だと思います。
ホームページ制作を「棚卸し」の機会にする
ホームページは完成すれば、会社の情報を伝える営業ツールになります。
しかし、それだけでは少しもったいない。
制作する過程で、自社について考える。
これまでを振り返る。
今の強みを確認する。
そして、これからどこへ向かうのかを言葉にする。
そう考えると、ホームページや会社案内を作る時間は、会社にとってビジョンや未来を自ら見つめ直す、最高の棚卸しにもなります。
外に向けて発信するために、まず自分たち自身を知る。
デザインやキャッチコピーは、そのあとです。
会社の中にあるものが整理されて初めて、その会社にしか言えない言葉が見えてくるのだと思います。
